安衛コン資料№53 平成30年度労働安全研修会・労働衛生研修会講演集(抄)

刊行のことば

平成30 年度労働安全・労働衛生研修会は,平成30 年8 月4 ~ 5日(東京・日本建築学会会館),平成30 年9 月8 ~ 9 日(大阪・大阪リバーサイドホテル)に,本会会員を中心に合計595 名の参加を得て,2 会場で盛大に開催されました。

労働安全研修会では4 題の講演がありましたが,そのうち行政の講演及び飯野謙治氏の講演を除き,中村昌允講師による「重大事故から学ぶこれからの安全管理」及び大場恭子講師による「技術者倫理からレジリエンスエンジニアリングへ─「人」のポジティブな部分に目を向けて安全を考える─」の講演,また,労働衛生研修会では5 題の講演がありましたが,そのうち行政の2 講演及び松平浩講師の講演を除き,島津明人講師による「職場のポジティブメンタルヘルス:ワークエンゲイジメントに注目した組織と個人の活性化」及び田中茂講師による「経皮吸収による化学物質の曝露をふせぐ:化学防護手袋を学ぶ」の講演,以上の速記録及び原稿を取りまとめて安衛コン資料No.53 として本会ホームページに掲載し,本会会員にご覧いただけることと致しました。ご多忙のところを速記原稿の査読やご執筆をしていただいた先生方に厚くお礼申し上げます。

本資料が会員諸賢のご参考になれば,これに過ぎる悦びはありません。

   平成31 年3 月

一般社団法人 日本労働安全衛生コンサルタント会
会 長 石田 修

平成30年度 労働安全研修会講演

(1)重大事故から学ぶこれからの安全管理(PDF)

                                                                                    国立大学法人 東京工業大学 中村 昌允

重大事故から学ぶこれからの安全管理リスクマネジメントの課題/原発事故のリスクマネジメントの課題/現場力の低下/日本と欧米との比較/これからの安全管理

(2)技術者倫理からレジリエンスエンジニアリングへ―「人」のポジティブな部分に目を向けて安全を考える―(PDF)

国立研究開発法人 日本原子力開発機構 大場 恭子

レジリエンスエンジニアリングとは/安全を実現する4能力と背後要因/大震災-対応事例/原子力事故-対応事例/まとめ

平成30年度 労働衛生研修会講演

(1)職場のポジティブメンタルヘルス:ワーク・エンゲイジメントに注目した組織と個人の活性化(PDF)

 北里大学 島津 明人

ワーク・エンゲイジメントとは/職場のメンタルヘルスの目的と対象/労働力の確保が重要な課題/健康経営とワーク・エンゲイジメント/ワーク・エンゲイジメントを高めるには/CREWプログラム/ジョブ・クラフタイング/仕事外の要因に注目

(2)経皮吸収による化学物質の曝露をふせぐ:化学防護手袋を学ぶ(PDF)

十文字学園女子大学 田中 茂

オルトトルイジンによる膀胱がん発症/行政の対応/手袋の種類/化学物質に対する手袋の透過について/手袋の化学物質に対する透過時間をふまえた選び方/多くの化学物質に対して透過しにくい薄手手袋の開発をめざす/まとめ/最後のコメント

 

 

 

 

 

2019-11-20 | Posted in 安衛コン資料No Comments »