労働安全研修会 令和7年10月25日(土)開催

<令和7年度労働安全研修会の内容> 


「著作権について」

弁護士
石上尚弘氏


「労働安全行政の動向~労働安全衛生法改正を中心に~」

厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課
主任中央産業安全専門官
奥野正和氏(予定)

改正労働安全衛生法の内容など、産業安全行政の最新の動向について説明する。


「職場における転倒災害防止」

労働安全衛生総合研究所
リスク管理研究グループ主任研究員
柴田圭氏

休業4日以上の労働災害の中でも,転倒災害は4件に1件以上発生しており,その割合は労働災害で最も大きい.また,転倒災害の発生件数は,年々増加傾向にある。労働現場で生じやすい転倒災害の例として、「清掃していた際に濡れていた床ですべって転倒した」「自家用車で通勤し,駐車場に停めて降車後に輪止めにつまずいて転倒した」などがある。この「すべり」や「つまずき」を原因とする転倒災害は、全体の約7割を占めている。講演では,転倒災害防止の一助として、つまずき転倒とすべり転倒に着目し、その実態と対策について紹介する。

[講師プロフィール]
2011年東北大学大学院工学研究科にて博士(工学)取得。現在、労働安全衛生総合研究所主任研究員。主として、すべりに関連する労働災害について調査・研究に従事している。


「産業現場のノンテクニカルスキル2.0」

南川行動特性研究所代表
南川忠男氏

事業所の教育需要に基づきインストラクターが、ノンテクニカルスキル教育の指針となるガイドラインを作成し、新しいノンテクニカルスキルの枠組みとなる、ノンテクニカルスキル2.0の概念を提唱した。これは従来のカテゴリーに、上位者のスモーラーリーダーシップとメンバーのワークエンゲージメントの充実の要素を融合させたもので、この概念を導出した経緯と教育体制(事故撲滅に向けた業務構造)や教育手法及び新たに開発した教材を紹介する。コンサルタントに役立つ教材であると期待し、普遍的な学びの内容も加える。

[講師プロティール]
1955年三重県生まれ。 1975年旭硝子(現AGC) に入社。 2020 年定年退職。 2015年公益社団法人化学工学会安全部会事務局長。著書に『産業現場のノンテクニカルスキル2.0の取り組み』 (化学工業日報社、2024年)。


●会場 ①東京会場②大阪サテライト会場③オンライン配信
●8月22日(金)から当ホームページで参加申込を受け付けます。